2011年12月30日
大事
答えのない質問
どうしたら部下の自律性が高まるのか。
そこで効果的なのが「答えのない質問」なのです。
部下に考える習慣を、植えつけることを目的とするため、質問で答えを求めてはいけません。
仕事上で自分が考えていきたいこと(問題や課題)について、部下に質問します。
「お客様に、満足していただくにはどうしたらいいか」を考えていきたいと、上司が思っているとします。会話(または会議等)のなかで部下に対しても「それでお客様が満足するかな?」と質問する。この質問を繰り返していくと、先回りして答えてくれるようになります。
つまり、同じ質問を繰り返すことで、上司が大切にしている価値観や行動様式を、自然と部下に浸透させることができるわけです。
ただし、部下に信頼、尊敬されていることが前提となり、部下と一緒に考えていくことも忘れてはいけません。